米ドル/円 2026年8月の為替トレンドを振り返る|161円台から159円台への動き
2026-08-17 · Zenrate Team
期間の概要:約1か月で2.11%のドル高・円安
2026年7月18日から8月17日までの21日間(営業日ベース)、米ドル/円レートは円安方向に振れる展開となりました。
この期間のデータをまとめると、以下のとおりです。
| 指標 | 値(円/ドル) |
|---|---|
| 期間開始レート | 約162.3円(JPY/USD 0.00616の逆数) |
| 期間終了レート | 約158.98円(JPY/USD 0.00629の逆数) |
| 期間中の高値(円安側) | 約163.9円(JPY/USD 低値 0.0061の逆数) |
| 期間中の安値(円高側) | 約156.7円(JPY/USD 高値 0.00638の逆数) |
| 期間平均レート | 約160.69円 |
JPY/USD(円を基準に1円で買えるドル量)で見ると、期間開始の0.00616から期間終了の0.00629へと+2.11%の変動がありました。これはドルの価値が円に対して上昇した、すなわち円安・ドル高が進んだことを意味します。
なお、期間を通じた平均レートは1ドル=約160.69円、期間末時点のレートは1ドル=約158.98円でした。月後半にかけてやや円高方向に戻す場面もあったことが、平均と期末の差に表れています。
レートの読み方:JPY/USDとUSD/JPYの違い
為替レートには「どちらの通貨を基準にするか」によって表記が変わります。初めて目にする方のために簡単に補足します。
JPY/USDは「1円で何ドル買えるか」を示します。今回のデータで使われている形式で、数値が大きいほど円の購買力が高い(円高)ことを意味します。
一方、日常的によく目にするUSD/JPY(または「ドル円」)は「1ドルで何円買えるか」を示します。こちらは数値が大きいほど円安です。
今回の期間で言えば、JPY/USDの高値は0.00638(円高側)、低値は0.0061(円安側)でした。USD/JPYに換算すると、円高側の極値は約156.7円、円安側の極値は約163.9円となります。この約7.2円の値幅が、この1か月間の相場の振れ幅です。
出張の精算や海外送金を行う際、「いつのレートを使うか」によって換算額が大きく変わることがあります。期間中の最大値幅が7円以上あることを考えると、経費精算での適用レートの確認は特に重要です。
実務への影響:経費精算・出張精算で気をつけること
出張者や経理担当者にとって、為替レートの変動は経費精算の実務に直結します。今回のような約2%の変動が実際の金額にどう影響するかを、簡単な例で確認してみましょう。
たとえば、海外出張で500ドルを使ったとします。
| 適用レート | 円換算額 |
|---|---|
| 期間平均(160.69円) | 80,345円 |
| 期間終了時点(158.98円) | 79,490円 |
| 期間中の円安ピーク(163.9円) | 81,950円 |
| 期間中の円高ピーク(156.7円) | 78,350円 |
最大と最小の差は約3,600円です。500ドル規模でこれだけの差が生じるため、金額が大きくなるほど影響は顕著になります。
経費精算における為替レートの適用ルールは、企業ごとに異なります。一般的には「支払日のTTM(仲値)レート」や「月次の固定レート」が使われることが多いですが、国税庁の通達に基づく方法を採用している場合もあります。
免責事項: 本記事は一般的な実務の解説であり、適用レートや税務処理の個別の判断は税理士等の専門家にご相談ください。
振り返りのポイントまとめ
今回の2026年7〜8月の米ドル/円相場について、ポイントを整理します。
- 期間全体では+2.11%のドル高・円安となった
- 期間中の平均レートは1ドル=約160.69円
- 期間中の値幅は約156.7円〜163.9円と、7円以上の開きがあった
- 月後半には円高方向への戻りもあり、期末レートは約158.98円
- 経費精算では「いつのレートを使うか」が換算額に数千円単位で影響しうる
為替相場は日々変動しており、特定のトレンドが今後も続くかどうかを断定することはできません。あくまで過去の動きの整理として、実務の参考にお役立てください。
Zenrateでは、このような為替レートの推移を手軽に確認しながら、外貨の経費換算や精算記録をスマートフォンから行うことができます。出張が多い方や複数通貨を扱う小規模事業者の方に、日常的な為替管理ツールとしてご活用いただいています。